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人はそれぞれ今の気持ちや季節感など、毎日さまざまなことを感じ生きています。
でも、今日この時に感じていることは、長い人生の中の一瞬の想いであり、
明日にはそんなことは気にもとめずに生きています。
そんな一瞬でも、忘れたくない想いを、
明日には枯れて、散ってしまう花で、心を表現したいと思います。
今日のWorkshopでは皆さんに
この瞬間の想いを私とともに言葉と一輪の花に託して
表現していただきたいと思います。
それは今日ここに集まった人たちの様々な想いの集合体の表現となるでしょう。
そして今の私達のいちばんあたらしい心の形となるでしょう。
田村由希子
ギャラリーの地下空間の一方に設置された
生と死をイメージさせるバラストと花のインスタレーション。
対の位置に敷かれた白砂に真っ白な一本の枯れ木が立ち、
彼女の制作したいくつもの花器が置かれる。
そこに参加者は各自、用意された短冊に墨で想いを書き(なんでも良い)枝に結ぶ。
そして用意された花々を、花器に生けていく。
そうした繰り返しで2時間が経過し、
集まった人たちの様々な想いの集合体の表現として?
そこに妙な彼岸のような花園が生まれた。
風変わりな生け花ワークショップでした。
Pepper's HIRO
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