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物体が移動すれば取り巻く空間も変化する。宇宙空間は星体の存在で歪んでいると考えられている。
その様に空間と物体は時間や「気」の流れを共有する関係にあるのだ。
とりわけ生命体は呼吸することにより外気を取り込み、放出する機能を持ち合わせている。
表面の被膜は空間(外部)とを遮断するのではなく、透過させることによって一体となり、気の流れを共有することができるのである。
私は素材としての布にそのような生命体の被膜を連想し「気をはらむ」という布の特性に魅力を感じている。
篠原千春
「空」と言うのは私からしたら遠い存在。その遠い存在を、どれだけ心の体験にできるか。
人見玲子
このworkshopはたまたまこの展覧会に参加して頂いた二人にお願いしたコラボレーティブ・インスタレーションです。
二人の作品のイメージの共通性ともに、布と陶器という素材の異質性から生まれる空気を体感してみたかったのです。
Pepper's Hiro
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