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ギャラリーの地下空間に様々な装置が持ち込まれました。
幾つものモニター、幾つものモニターを入れるキューブケース、プロジェクター、スクリーン、
鉄道模型のレール、ミニチュアの電車、たくさんの太い鎖、etc。
それらがさながらサイバーな都市モデルの様に空間に配置されました。
なぜか配置された全てが太い鎖でつながれ錠前でロックされました。
そして始まりました。
高架線のように立ち上げた環状レールの上をミニチュアの電車が走り始め、
たくさんのモニターが滑るレールの映像を流し始め、
スクリーンは山手線の駅と乗降する人々のシーンを一つの駅ごとに際限なく写していきました。
何度も何度も、もとの駅にシーンは円環的に戻ってきました。
これが彼の「止まらない風景」だったのです。
一風変わったワークショップでした。
Pepper's Hiro
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