Pepper's Project Exhibition 「Like Drawing Breath」Part2
●sataurday evening's workshop
6/17sat PM6:00~8:00
「LIVE DESCRIPTION」

重村紀江 vs 渡辺 葵

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重村さんは一度描いた言葉は二度と使わずに、文字を通して内をだしていく。
渡辺さんは筆先の動きを重ね、無意識の線を描いていくドローイング。

それぞれにひたすら自分の作品を描いていってはじめの一時間はすぎていった。
重村さんは入り口右側から、渡辺さんは左側から
何枚も何枚も描かれては壁に貼られていく。
音のない空間に二人の神経が張り詰められていく。
双方逆方向より攻めていくようにどんどん描かれていく。
やがて二人のドローイングが墨の黒から色に移り変わると、
いよいよ熱気が高まってくる。
しかしもう作品を貼るスペースは無い。
そして二人が中間点で合う。
見ている方ははっとしてしまう。ぶつかりあってしまうのではないか、にらみあってしまうのではないか、
交わす言葉がない分、余計にどきどきする。
すると二人は互いの作品の上に描いていったのだ。
相手のテリトリーに踏み出していくかのように。
重村さんの文字の上に渡辺さんのドローイング。
渡辺さんのドローイングの上に重村さんの文字が描かれていく。
しかしそれらは、消し合うのではなく、
重ねていくような、互いの筆跡に自らの筆と無意識をのせていくような、
二人の作品が互いに合わさった時、
この展開に救われた気持ちなり、
この空間の空気が今までとは違った方向へと動きだし始めた気がしてきた。
勝ち負けのない神経戦の真剣勝負の2時間はあっという間に過ぎていった。
Pepper's KOKO