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豊田さんは文学部を卒業してから美大に行った人です。
そしてある時からその表現がやはり言葉に戻ってきたと言うことです。
彼女は毎日、言葉を書き続けています。
そしてその言葉を美術的にも表現しようと試みています。
今回、彼女はいくつかの言葉の材料を用意しました。
まず、たくさんの透明なプラスチックの破片にひっかき傷のように書かれた良く判読出来ない言葉がギャラリーの空間に吊られました。
そして隅のテーブルに置かれた言葉が書き連ねられた紙の束と本。
またコンクリートの床に堆積したぐしゃぐしゃに丸められた紙屑としての言葉。
訪れた参加者は思い思いにその言葉を読もうとします。
床に座り込んで捨てられたような紙屑を一枚一枚開いて読んでいく人たちがけっこういました。
そして彼女の朗読も行われました。
そして彼女と参加者の言葉のやりとりも行われました。
何人もの人たちが彼女の表現と行為に共感し、深い理解を示したことは驚きでした。
彼女もうれしい発見があったそうです。
Pepper's hiro
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