Pepper's Project Exhibition
Image Sight 2000 3rd


2001.6/4mon~6/30sat(sun:close) 11:00am~7:00pm(sat~4:00pm)

今、『デジタル』、『映像』という『メディア』が
新しい表現領域として急速に新しいアートの可能性を開きつつあります。
Image Sight 2000はその動向を見つめていくPROJECTです。
2000.1月Image Sight 2000.1st・2000.9月のImage Sight 2000.2ndに引き続き、
さらに実験的な試みをPepper's Gallery、Pepper's Loft Galleryを連動して展開します。
6/4mon~6/9satDigital Contents Week
渡辺紀之
岡野晃
斉藤幸作
: [インタラクティヴワーク]



東京の時間と人との空間をヴィジュアル的に表現しリアルタイムで観客とコラボレーションしていく。
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私達は都市[東京]における構造の特異性に注目した。
都市構造から東京を考えると、その特異性の一つとして地上と地下という構造がある。これは限られスペースを利用しなければならなかった東京の特異性である。東京は地下を利用することでそれぞれの階層にそれぞれの役割を持った。そのことで同じ場所でも地上と地下では全く異なった景色をみることができる。地上と地下の都市構造のある象徴的なエリアとして「新宿」を対象とした。「新宿」はその構造により同じエリアのなかに「地上都市」「地下都市」という2つの都市が存在しているような状態になっている。同じポイントにある空間でも階層の違いにより人々の行動や、雰囲気が異なってくる。
この作品ではその空間的な違いを見せようと考えている。
QTVRのパノラマ画像を利用し同時にそのポイントの景色をみせようと考えた。またその場所の説明や雰囲気を文章により表現した。
このシステムにより、今まで分からなかった上下関係を感じることができる。
また人のためのナビゲーションシステムへの展開の可能性も考えている。
大久保雄輔 : [hallucinations]



実験的な作品を一週間展示しワークショップ形式で観客とのコラボレーションを図り、作品自体のクオリティーを高めていく。制作スタジオをそのまま一週間表現。
船橋慶充 : [ぼく、テレビです。]

五十嵐真 : [思惟]



インスタレーション
芸術の享受者の立場というものには、何か永遠に屈辱的なものがある。
すべての芸術には、晴朗な悪意、幸福感に充ちた悪意がひそんでおり、屈辱を喜ぶ享受者を相手にすることをたのしむのである。(文学芸術家の言葉より)
布川 聖 : [timemass]



大きさや色、空間、サウンド、形、テクスチャーなどから生まれる伝達プロセスにおける非言語的な言語ビジュアルランゲージ。我々は非言語の意味を簡単に読み取り、読み取ったメッセージをもとに判断をくだす。存在する時間もまたビジュアライズされることによってそこにあることを体感し受け入れるのではないだろうか。リニアな時間の流れではなく質量として存在する時間の粘度、グラビティー、内的な時間の生成と内包的な体感、時間に包み込まれる感覚を視覚してほしい。

6/11mon~6/16satDiverse Cinema Week
飯田 郁 : [走る男] [サイケNIPPON]



作品タイトル:「走る男」
いざ走り始めた男がその途中途中、自分の心と向い合いながら走り抜く登場人物一人だけのシンプルな話。邪魔をしたり助けたりする男は、走っている男の意識の中であり、目には見えない。走ることに置き換えた、人の○○し続けられる喜びを描く。

作品タイトル:「サイケNIPPON」
日本の四季を抽象図形(円状)で構成し、めまぐるしくもカラフルに変化する季節を表現した。

1977年生まれ 2001年東京芸術大学美術学部デザイン科卒業
2000年ミレニアム企画展(THE GROUND)
細川晋 : [狙撃種]



チームバートン : [ギジン] CGアニメーション・実験映像



ブラックユーモア
東京デザイナー学院卒業
大島理Osamu Oshima 高西五代Godai Takanishi 竹内昭郎Takeuchi Akio 
藤木伸幸Fujiki Nobuyuki 横溝健一郎Kenichirou Yokomizo

6/18mon~6/23satMultiple Works Week1
溝端貢 :


インスタレーション
swg-BRK「個人的身体リズムによる振り子の原理を用いた映像装置」

体験的・身体感覚を誘発するオブジェ
テクノロジー・デジタル化により寸断された感覚の統合(共感覚)に向ける作品。
 
ブランコの揺れ(個人の身体感覚、リズム)により、視覚的刺激が発生する装置。
刹那の映像により網膜残像が引き起こされ、ブランコと言うものが内包する私的なノスタルジーをフラッシュバック的に体感する。

溝端貢 (みぞばたみつぐ)
1975年生まれ 大阪府出身 
成安造形大学卒業
武蔵野美術大学修士課程修了
2000年ミレニアム企画展(THE GROUND)

主な活動歴

1997 愛媛ビデオフェスティバル奨励賞
イメージキャンプ展(京都)
東京ビデオフェスティバルビデオケーション賞
VIDEOVIDEO展(東京)
1998 New face展(大阪)
1999 SENSORY FIELD(東京)
2000 イベント 砂龍にてインスタレーションで参加(東京)
2001 ペッパーズギャラリーにて個展(銀座)
HP http://members.jcom.home.ne.jp/0715154801/

6/25mon~6/30satMultiple Works Week2
箕浦陽平 : [アノトキ]



ムービングインスタレーション
自分は何が目的で作品を創っているのか?まず最初にそんな自問自答な想いが頭に浮んで来ました。作品を創ると言う事は表現する事であること・・・では何を表現するのか?それは故意的なものではなくごく自然的なものであるべきだと私は思います。つまり日常で自分が感じているもの、そしてその中でも特に印象に残っているものであると思います。感じるものというのは当然、人によって千差万別です。
そしてその事がその人自身のオリジナリティではないかと考えています。しかし、私が感じて表現したものに対して他の人が同じように感じるとは限りません。むしろその可能性は皆無と言った方が良いかも知れません。でもそれで良いと思います。色々な想いがその作品に注がれる事により、より一層その意味が深まるからです。言わば私のこの作品はみなさんの受け皿の様なものであると認識しています。